1、はじめに
「とろねこ」といいます。
中部地方に住み、小さな動物病院を経営しています。
3年前の2013年2月(当時49歳)心房細動の治療、
カテーテルアブレーションを受けました。
この時の体験を何か残しておきたいとずっと思いながら
なかなか実行に移すことができないまま、時が過ぎていました。
術後3年をきっかけに、記憶が薄れてしまう前にと
重い腰を上げ、体験記を書いてみることにしました。
あくまでも体験記です。
専門的医学的なことは自分の知識の範囲内ですので
この病気について詳しく知りたい方は、
別の専門家の方の書かれたページを参考にしてください。
これが心房細動発作時の私の心電図です。
下の正常な心電図と比べてみてください
明らかに違うということは、一目でわかると思いますが
その特徴は。
1、心房が収縮するときの波であるP波はなくなります。
2、心房が細かく震えているので、基線がふわふわ揺れます。
3、心室が収縮するときの波であるQRS波は、全くの不規則になります。
この心房細動、この不整脈自体で命を落とすようなことはまずありません。
問題は脳梗塞を引き起こすリスクが非常に高いということなのです。
余談ですが、私の父親は49歳で脳梗塞を起こし
その後何度も何度も脳梗塞を繰り返し60歳で亡くなりました。
そう言えば「心臓がどきどきする」と時々訴えていたことを思い出します。
今思えばきっと心房細動が関係していたのではなかったかと想像します。
35年以上前の事なので、心房細動と脳梗塞の因果関係が
医学的にもはっきりしていなくて、重要視されていなかったのではと考えます。
父親のこともあり脳梗塞になることだけは、絶対に避けたいと思うのでした。
それでは、次回から本編にはいります。
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